カテゴリ
以前の記事
2011年 04月 2011年 03月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2008年 11月 2006年 12月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 最新の記事
ホームページ・連絡先
検索
フォロー中のブログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2005年 10月 29日
今日は、今年初めてGuy Fawkesの花火を聞いたので、Guy Fawkes Day(別名Bonfire Night)について書きたいと思います。
今回は時間がないので、ちょっと手抜きをしまして、他所から引用します。 (以下、新潮社「読んで旅する世界の歴史と文化-イギリス」小池滋監修 より) ジョンの「リメンバー」の最後で歌われる「11月5日を思い出せ」とは、イギリスの子供たちの最大の祭りのひとつである「ガイ・フォークス・デイ」のことである。 1605年のこと、ガイ=フォークスを首領とする一味が、国会議事堂の地下室に火薬をしかけて、国王ジェイムズ1世の暗殺を謀った。国王を首長とする国教会に対立するカトリック教徒たちの陰謀だった。しかし、事前にばれて一味は逮捕され、処刑された。有名な「火薬陰謀事件」である。国民は国王の無事を喜び、それ以来今日に至るまで、彼等が逮捕された11月5日を、盛大に花火をあげて祝うのである。 この日は、子供たちの最大の祭りのひとつである。グループごとに、何日もかけてぼろで人形を作り、ガイに見立てて街を引っ張り回し、大きさや出来栄えを競いあう。そしてガイの人形を見せて「ガイに1ペニーおくれ」と通行人からこづかいをせびったり、人形をかついで家々をまわってお金をもらい、花火を買うための資金とする。 夜になるのを待ちかねて、焚火をたき、ガイ人形を放り込んで燃やし、花火をあげて気勢をあげる。庭でバーベキューをして花火をあげる家も多い。しかし、花火につきものの事故を防ぐために、最近は市や町が主催して、広場や運動場などで大規模な花火大会を開くようになっている。 **** この陰謀は、Gunpowder Plot(火薬陰謀事件)と呼ばれており、今年がちょうど400周年になります。というわけで、毎年恒例の花火・焚き火大会は、どこの自治体も、今年は特に力が入っているようです。しかも、今年の11月5日はちょうど土曜日ですし。 Guy Fawkesが、国会議事堂の地下室に隠していた火薬の量はなんと2.5トンにも上ったといいます。国会開廷式に合わせて議事堂を爆破して、国王と上・下院議員全員木っ端微塵にしてしまおう、という企てでした。それにしても、今こんなことがあったら、ロンドン地下鉄テロどころじゃないでしょうね・・・。 この焚き火はBonfireと呼ばれています。日本語で「焚き火」というと小さいイメージがありますが、実際は二階建ての家くらいの高さに薪が積まれ、火がつくと、まさに天にも届く勢いで炎が上がり、熱くて近くに寄ることもできません。当然ながら、近くには消防隊が待機しています。 Guy Fawkesの焚き火(Bonfire) 普段は花火を商店で売ることが禁止されているイギリスですが、この時期だけ特別に販売許可が下りて、スーパーでも買うことができます。但し、いざというときのために、花火は必ず出入り口付近にディスプレーされています。 11月の5日に近い週末に、花火&焚き火大会(Bonfire and Fireworks Display)があちこちの公園や広場で行われますが、それに先駆けて、一般の人たちも自分で花火を買って広場や自宅の裏庭で楽しみます。 私がイギリスに来たのは11月2日で、ちょうど花火があちこちで上がっていたので、この花火を聞くとイギリスに来た頃を思い出します。 日本で積み上げてきたものを全て捨ててやってきて、当時は仕事もなく、友達もおらず、新居(家具つきのアパート)のカーテンの柄は気に入らないし、天気は悪いし、日に日に日が短くなっていくし、気晴らしに外出すれば無職の身にロンドンの物価は高すぎて・・・と、全く良い思い出などないのですが、あれから3年が経とうとしている今、友人も沢山できたし、仕事にも恵まれ、おかげさまで充実した生活を送ることができています。 そんなわけで、毎年、ガイ・フォークスの花火を聞くたびに、当時を思い出して「思えば遠くに来たもんだ」と、感慨に浸ってしまうのでした。 Guy Fawkesについてもっと詳しく知りたい方はこちら。
by babelbabe
| 2005-10-29 05:57
| 社会・時事
|
ファン申請 |
||